明日目が覚めたら
そうね、ちょっと本気も入ってたかも。


キスはお別れでしてもらっちゃおうかな。


他の王子にも、大義名分あるんだし。


今回じつは結構美味しい役回りだったんじゃない?


今更気付いちゃった。


何より、アル。


あなたとちゃんと繋がっていることを確認できたわ。


「ねえ、アル?これからが大変よ、

 王子たちとこの国を豊かにする計画を立てないと。

 約束したんだもの。」


「そのことだけど、

 アロー王子に任せることにしたよ。

 少し話したんだけど、

 なかなか、いいプランを考えてたみたいで、

 俺よりこの国を知ってる分、 

 よそ者の俺がやるより 適任みたいだった。

 もちろん、アドバイスはしたけどね。

 大丈夫だ、

 きっとこの国は豊かになる。」

アレクの自信を持っていう言葉が、

この国でウルルがすべきことが全て終わったと確信した。

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