明日目が覚めたら
アレクはクラクラとする頭を

抱え込んだ。

思考力が薄れていく。

オレはどうしちゃったんだ。


「アル!!」

ウルルの声が聞こえたような気がした。

視界が歪み始め、

世界がねじ曲がる。

体が宙を舞う感覚

後に来た痛みが現実に戻した。


「うっ」


背中を強く地面に打ち付けた。

落馬したのだ。




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