明日目が覚めたら
「キスって、誰と…そんな相手居たのか?」


「アル以外の城の男性とは一度はしてみたわよ。可能性あるじゃない。」


「なっお前そういうことを簡単にだな、…」


「言うと思った。だからアルとはしなかったのよ。」


アルは深く息を吐いてから、


上着からメモを取り出し、位置と痣の形を記録した。



兄のようなアル、あなたが運命の相手ならどんなに嬉しいか。


ウルルはアルの横顔を見ながらそっと溜息をついた。





そしてこの痣の意味は思いもよらない理由で現れたことが、

すぐに明らかになる。









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