明日目が覚めたら
「ご迷惑でしょうが、よろしくお願いします。」
「王は、他国の商人と商談中で手が離せないので、
夕食の時でもご挨拶するそうです。」
「はい。」
「この子はリアン姫、それともうひとり王子がいるの、
どこに行ったやら、
会うことがあったら自分で名乗ると思うから、
その時に、、あとは侍女たちに任せてるから、
聞いてくださいね。」
言葉は柔らかいが、厄介者が来たといった雰囲気だ。
あまり長くは滞在できないと
ウルルは感じていた。
王子のこともあまり紹介したくない感じだ。
「でも、かわいいお姫様だったな。
リアン姫。仲良くなれるといいな。」