明日目が覚めたら
「ようこそ。アセンデルフの姫。

 私が国王のガイヤだ。」


「はじめまして、ウルルと申します。王様。」


「ほう、東方の衣装がよくお似合いになる。

 美しい。如何ですか、我が国は?」


「明るくて活気のあるいい国だと思います。

 ここに来る前に二晩ほど、宿に泊まりましたが、

 とても気のいい人たちばかりで、

 楽しく過ごさせてもらいました。」

国王は意外そうな顔をして、

「ほう、そんな報告は受けていないが?」

と言った。


「身分は隠しておりましたので。」

ウルルが言った言葉に、

国王は満足そうに笑った。


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