明日目が覚めたら
夕食の後、


「ぜひあなたを紹介したい。」


と言われ、ホ-ルへと連れて行かれた。

そこは、あな宿の食堂を思い出させるような作りで、

さっき会った侍女や、サンドラたちの姿があった。


「サンドラ!」


サンドラは、ウルルを見つけると駆け寄ってきた。


「姫さま。」


「国王様よ。」


「はっ、国王陛下?

 失礼しました。

 初めまして、国王陛下サンドラと申します。」


「うん、サンドラ。

 ここでは無礼講ということになっている、堅苦しいこと話だ。」



< 218 / 300 >

この作品をシェア

pagetop