明日目が覚めたら
廊下をスタスタと歩いて、部屋を目指す。

「失礼ね、あのくらいのキスしたことあるわよ。

 …ランスと…あっ?」


ガクンッ

体が傾くように崩れていくのを感じた。

この感覚忘れてたけど…

呪いの時の…


右胸の上あたりがチリチリとする。


苦しい…


助けてアレク…



視界が狭くなっていくときに

だれかの足先が少しだけ見えていた。


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