明日目が覚めたら
ランスはウルルに

深く口づけ、

愛していると告げた。

強く抱きしめられ、

さらに求められた時

ウルルは初めて我に返り拒絶したのだ。

ウルルの中に、

一瞬そのまま身を任せてもいいと思った自分もいて

それがなおさらショックだった。

____


そんな別れ方をした二人がふたたび異国で再会してしまう。

しかも、アレクによって作られた再会。

ウルルはどうにも受け入れ難かった。

そんなウルルのことを誰より理解していたのは

他ならぬランスだった。


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