明日目が覚めたら
「ウルル…もう行くのか。」


「ジェイン様、いい国にしてくださいね。

 王皇后様が早くお元気になられるといいですね。」


「あんなことになってもう来たくはないかもしれないが、

 今度来るまでに、もっといい国にするから、

 また来てくれないか?」


「スダクは素晴らしい国だったわ。城の内部のことだけでなく、

 この素晴らしい国をもっと繁栄させてください。

 いつかきっと、またおじゃまします。」


笑顔で答えた。

「必ず。」

そう言ったジェインの顔に迷いはなかった。




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