明日目が覚めたら
意識がはっきりして辺りを見渡すと
ウルルが使っている客室だった。
「あれ、私なんで此処にいるの?」
「湯あたりして溺れていた。」
「え?
誰?が此処まで運んでくれたのかしら。」
「俺以外に誰がいる。」
「誰が助けてくれたのかしら。」
「だから、俺以外いないって言っている。」
きゃあああああああああぁぁ!!!
「ああ、ウルル落ち着け。」
「見たわね!」
「そりゃあ、まあ…」
「何処まで?」
「しょうがないだろ。」
「全部?」
「や、なるべく見ないようにだなぁ…」
「アルの馬鹿ああぁぁ!!」
信じられない、着替えを持ってきてもらうとかどころじゃない。
何も隠さない無防備な私を思いっきり見られてしかもそのまま運ばれたなんて。
もお、死んじゃいたい。