明日目が覚めたら

「姫様!!」


サンドラが、部屋に飛び込んできて、目覚めさせられた。


「姫!申し訳りません、

 護衛役でありながら、

 操られたとはいえ姫の寝込みを襲うとか、

 肝心な時に役に立たないとか、

 そのうえ、湯の世話を、アレクにさせることになるなんて、


 姫の体を、あのような名も粋な男に鑑賞させたかと思うと…

 あああ、いっそ死んでお詫びをしたほうが、、あああ。」


昨夜、人形になったようにピクリとも動かなかったサンドラも

夜が空けるとともに身体を解放されたようだ。

目覚めてすぐ飛び込んできたのだろう。昨日のカッコのままだ。



「サンドラ落ち着いて。

 色々教えてほしいけど、ゆっくり話しましょう。


 まず、寝込みを襲うって?どういうこと?」


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