明日目が覚めたら
アレクはその頃、
城内にある資料や書架を王に許可をもらい
書庫で呪術やこの国の歴史について調べていた。
王は今回のことを、アレクに調査を一任することにした。
王妃が起こした一連の行動は何処から繋がっているか
調べる必要があったが、
身内の不祥事をできる限り公にしないために、
事件に触れる人数を最小限にしたかったのだ。
アレクもウルルから離れて調査に没頭できるのはありがたいと思った。
昨夜は、色々なことがありすぎて、アレクもまだ整理しきれないでいた。