明日目が覚めたら
「上級の呪術者だと人を媒体に呪いをかけることができる。

 つまり媒体はウルルお前自身。

 呪いの発動時この痣が現れる。

 そして、呪いが達成された時、もしくは発動してから二日で

 効力は失効し、呪いは痣とともに消滅する。」


「じゃあ、もうグラタ国でこれ以上の事件は起こらないってこと?」


「そういうことだ。

 これはまだ仮説だが、

 行く先々にトラップは存在しウルルを襲ってくる。

 安全を取るなら、

 このままここに滞在続けるか、国に戻るかだ。

 その代わり迷信だと思っていたことからは確実に逃れられない。

 ただし死ぬことはない。」
< 46 / 300 >

この作品をシェア

pagetop