明日目が覚めたら
「あいつ…自分は興味ないような顔していたくせに。」


忌々しげに一人ごちるブレイドに。


「いいえ、サ-ブル様には、私に興味なんか少しもないです。

 逆に嫌われてる気すらしました。


 ブレイド様、

 何か気になることがあったら

 私たちに教えていただけますか?

 多分もうどこかで何かが起きているか、起ころうとしているはずです。

 呪いが発動したんです。」


たまたまウルルを助けたせいで、


すっかり巻き込んでしまったブレイドに申し訳なさを感じつつ、

彼の協力を仰がなければ、

ことが起きた時対処ができそうになかった。


ブレイドも、何が起こっているのかよくわからないが、


ウルルの必死さから、

少なくとも自分の必要性を感じていた。


「わかった。必ず協力することを約束しよう。」


力強くウルルの手を握り頷いた。
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