ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「見ろ!セーラー服だ!!」
「うん。見た。かわいいかわいい」
「棒読みじゃねーか!!」
お父さんに突っ込まれて、あたしはクスクス笑った。
「中学って、どこ??」
あたしがそう聞くと、お父さんは地図を渡してくれた。
なんとも……わかりにくい、手書きの地図で…。
一体誰にもらったの、って感じがする(笑)
ないよりはマシだと思って、いちよ受け取っといた。
「じゃ、あたし寝るから」
お父さんをおいだした後、あたしは静かに眠りについた。
転校初日、まさか遅刻するなんて今のあたしには想像すらついていないだろう。