ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*




勢いよく階段を駆け下り、玄関のドアを開ける。




こんなにオレをイラつかせるヤツはひとりしかいねーし。



ソイツはドアの先で、涼しげに笑っていた。



「よっ!電話でねーとか、ひどくね?」



コイツの名前は田原敦(タハラアツシ)



3年前にこの町から引っ越していった、オレの腐れ縁。



昨日この町に戻ってきたらしい。





で、昨日からずっと電話の嵐。



おかげで睡眠不足だけどな!!




「オマエだから別にいいんだよ!!つーか、ずっと鳴らすな!!」



「えー?そんな鳴らしてなくね?」



「10分おきに鳴らすバカがどこにいる!?」



「コレでも待ってやったほう!」



「どんだけ短気なんだよ!?」




ちなみにコイツといると、ホント疲れる。





< 100 / 230 >

この作品をシェア

pagetop