ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
瑞希は言葉を濁した。
あたしも不審に思ったけど、それは敦くんも一緒みたいで……
「……なに?
なんかあったわけ?」
敦くんは瑞希に真剣な眼差しで、問いかけた。
瑞希は一瞬敦くんと目を合わせてから、すぐに逸らした。
「別に。つまんねぇからやめただけだし」
「……はぁ?それ、本気で言ってんのかよ」
瑞希の言葉にイラッとしたのか、敦くんは不機嫌丸出しで言う。
瑞希も、なんか変……
「本気っつったら?」
挑発するような瑞希の言い方に、敦くんは――
キレた。