ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「あっ…大丈夫です。すいません……」
そう言って腕を引っ込めようとしたら…
ガシッ。
どうやら、離してくれる気はないみたいで……。
「オマエ…迷子??」
質問された。
「え゛っ…」
痛いところをつかれたあたしは、思わず目を泳がしてしまった。
この歳で迷子とか…恥ずかしすぎる…。
「やっ…あのっ…噴水!!噴水が見つかれば、迷子になりません!!」
あたしがそう言うと、男の子はあたしの後ろを指差した。
「アレのこと?」
「えっ…?」
後ろを振り向くと、そこには確かに噴水があった。
気づかなかった……。
「すごい!!キミ天才だね!!ありがと!!」