ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
あたしはいてもたってもいられなくなった。
「菜々!?」
みんなの声など無視して、あたしは友美のところまで走った。
……あの中にいくのは怖いけど。
友美がいるなら、あたしは行く。
「友美!!」
あたしはギャルたちの目の前で立ち止まる。
「は?アンタだれ?」
「友美の友達!」
……そう。
あたしは、友美の友達なの。
ビビることはない。
「……菜々…?」
あたしのほうを向いて、友美は驚いたように目を見開くと
「こんなヤツ知らないし。帰って」
冷たくそう言った。