ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「よろしくね!!」
ニコッと笑うと、彼は一瞬目を見開いた後、顔を赤くしてそっぽを向いた。
……え?なに??
どうしちゃったの??
不思議そうに彼を見ていると
「あんま見んな///てゆーか朝、あの道から行ったらぜってぇ遅刻するに決まってんじゃん」
……ん?
なんで、朝のことしってるの??
「なんで知ってるの?」
「はぁ?オレ、朝オマエにぶつかられたヤツなんだけど」
彼が急にこっちを向いて、ふいに目が合った。
ドキンッ
さっきまでは気づかなかったけど、キリッとした目に、スラッとした鼻筋。
前髪を斜めにかけて、少し右目にかかる程度の髪の毛。
い、イケメンじゃん…?
あたし、この人とぶつかったの!?