ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「よかった」
安心したように瑞希は笑う。
「もし正樹ってヤツのことだったら、オレは──……」
グッと唇を噛みしめ、瑞希は黙り混んだ。
──様子がおかしい…
「瑞希……大丈夫?」
そっと額に手を当てると、とたんに瑞希の顔が赤くなった。
「う、うるせぇ。なんでもねーよ」
そう言って、瑞希は席を立った。
「頭いてぇから保健室」
先生にそう告げると、瑞希は教室を出ていった。
──大丈夫じゃないじゃん…
瑞希のことが気になるけども……
それよりも先に、友美のことを解決しよう。
その次に、瑞希の悩みを解決しよう……