ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「菜々、ほんとにいいの?」
真剣な顔をした花に、あたしは小さく頷いた。
不満そうに口を尖らせた花だけど、しぶしぶといった感じで目の前のドアを開けた。
大きなファーストフード店。
ここは、町の中でも二番目くらいに大きいらしい。
だけどなかなか儲からないのは、ここがいつからか、ギャルやヤンキーの溜まり場になったから。
この店に友美はよく顔を出しているらしい。