ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「ねぇねぇ…。泣いてるけど、大丈夫?」
声のするほうにふたりで振り向くと、数人の男の人たちがいた。
「だ、大丈夫ですっ……」
嫌な予感がする。
あたしたちは後ろに後退りしたけれども、後ろは行き止まり。
路地裏を選んだ自分を後悔した。
「なぐさめてあげよっか?」
グイッと手を引かれ、顔が近づいてくる。
「……や、だっ…」
────なんで、こんなヤツなんかと……