ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*




「……瑞希っ…」


「大丈夫……大丈夫だ」



やさしくあたしの背中をさすりながら、何度も大丈夫と言ってくれた。



それだけで、本当に安心できた。



「……瞬」


「なにー?」


「菜々、もっといて」



あたしを瞬くんに託すと、瑞希は男たちに睨みをきかす。



「あーあー。瑞希を怒らしちゃったー」



瞬くんは楽しそうに笑う。


笑ってる場合じゃないよっ……


このままケンカしたら……瑞希は…瑞希は……



「……負けちゃうよっ…」



だって相手は数人いるし、瑞希より身長高いんだよ?



「大丈夫だよー。瑞希は、無敵なんだからー」




< 165 / 230 >

この作品をシェア

pagetop