ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「……こ、こいつなにもんだよ!?」
「べつに言う義理はねぇ。とっとと消えろ」
ギロリと瑞希が睨むと、男たちは慌て逃げて行った。
「……すごい…」
友美の言葉に、あたしも頷いた。
「……菜々…大丈夫か?」
「……うん。本当にもう大丈夫」
まだ心配そうにあたしを見つめる瑞希に、大丈夫だよという気持ちをこめて、笑ってみせた。
「……菜々、あたし帰るね」
「あっ、友美……」
……もう帰っちゃうの?