ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
泣きたいくらい、悲しい。
この町から離れるということも、友達と離れるということも…。
すべてが、悲しくて仕方がない。
「ごめんね?でも、決まったことなのよ」
申し訳なさそうに言うお母さんをにらみ付けた。
そんな言葉で、あたしが「はい、わかりました」とでも言うと思ったの?
大間違いなんだから!!
「いつ引越しするの!?」
「明日なの」
……はぁ?!明日!?
「友達にバイバイもなんにもできないじゃん!!」
「ご、ごめんねぇ…」
ありえない。
ものすごーーーくありえない。