ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「それに、協力してもらっただけだし!」
「協力?」
聞き返すと、瑞希はニヤリと笑った。
「そっ。菜々を妬かせるための作戦にな」
妬かせるって……
もう、充分なくらい妬きすぎている。
こんな自分、嫌なんだけど……
瑞希が妬いてほしかったなら、べつにいいかなって思えてくる。
「なに?そんなに妬いた?」
ニヤニヤとあたしを見つめてくる瑞希に、あたしは素直に頷いた。
「妬いたし、ばかっ」