ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
そして放課後。
チャイムとともに、オレはある教室へと向かった。
「なぁ、アイツいる?」
教室を覗けば女子達のキャーキャー騒ぐ声。
うるせぇったらありゃしねぇ。
「アイツってだれー??」
近くにいた女が答える。
だれって言われたって……
「あっ、瑞希!」
聞き覚えのある声がして、その方向を向くとあの女がいた。
「あたしに会いに来たの!?」
嬉しそうに笑う女を見てると、なんだか少し心が痛んだ。