ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
「こら、瑞希!
あたしの可愛い菜々をいじめないでよね」
あたしの両肩に手を置いて話す花。
花がいま、天使に見えた……!
「はぁ?いじめてねぇし。
昨日した菜々とのち――」
「あーっ!!
そ、そおだ花!今日、あたしっちきなよ!そうしよ!!」
「ん?いーよ♪」
瑞希をギロリと睨んでから、あたしは席を立った。
こんなところにいたら、いつ瑞希とキスしたことが花にバレるかわかんない。
こんな危険男子のところにいたらダメ!!
「は、花!トイレいこっ!!」
「えー?う、うん…?」
「おいっ、菜々!」
あーっ、聞こえない、聞こえない!!