ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*




「こら、瑞希!
あたしの可愛い菜々をいじめないでよね」



あたしの両肩に手を置いて話す花。



花がいま、天使に見えた……!




「はぁ?いじめてねぇし。
昨日した菜々とのち――」


「あーっ!!
そ、そおだ花!今日、あたしっちきなよ!そうしよ!!」



「ん?いーよ♪」




瑞希をギロリと睨んでから、あたしは席を立った。



こんなところにいたら、いつ瑞希とキスしたことが花にバレるかわかんない。



こんな危険男子のところにいたらダメ!!



「は、花!トイレいこっ!!」



「えー?う、うん…?」



「おいっ、菜々!」




あーっ、聞こえない、聞こえない!!




< 67 / 230 >

この作品をシェア

pagetop