ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
それからあたしは、花に全部話した。
キスされたこと、
正樹がこっちにくること、
全部、ぜんぶ――
「そうなったかぁー」
花はクッションを抱きかかえながら、なにやらブツブツと念仏を唱えるように呟いている。
「瑞希はアホだ」
とか、
「なんでやっちゃうかなー」
とか……
でも、花に話したらなんかスッキリした。
「でもさ、瑞希にキスされたとき、ドキッとしたんだよね?」
「うん……」
そう…なの。
「それってさ、瑞希のこと好きなんじゃないの?」