ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
思わずまわりを見るあたし。
だけど、物音ひとつしない。
「な、なーんだ…。あたしな気のせい……」
「えー、ひどいよー。
さっき話したばっかだよー?」
や、やっぱりだれかいるっ?!
聞き覚えのある声に、特徴のある喋り方。
それにさっき話したということは……
「…しゅん……くん?」
小さな声で言うと、
「せーかいー」
となりのカーテンが開いて、笑顔の彼が現れた。