オレンジ・ドロップ
こんな形で進路が決まるとは、想像もしていなかった
もう部活も引退していたので、帰りはお母さんと一緒に出た
―― 帰り道
何となく気まずい雰囲気が漂う
「まぁ、これがアンタの精一杯の結果なんだから仕方ないんじゃない?」
「う……ん」
「これで終わりじゃないんだから、最後まで頑張りなさい」
「うん」
進路の行方が少し見えてきたせいなのか?
顔を上げるとお母さんの顔に
笑顔があった
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