real love~年下の彼~
「せ~んぱい!」

そう言って、パシッと頭を叩かれた。

・・・

こんな事をするのは、良平しかいない。


「いつも痛いって言ってるでしょ?!」


「挨拶代わりだよ・・・

それより、生徒会おめでとう」


「ちっともめでたくない」


「オレも、生徒会に入ったんだから、

仲良くしてよね?」


「…良平が叩く以外は、

いつも仲良くやってるでしょ?」


・・・頭をさすりながら、呟いた。


「そんなに痛かった?」


「手加減してるつもりなんだろうけど、

かなり痛いんだからね?」

「…ゴメン」


…珍しく謝った。

なんだか気持ち悪い。
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