real love~年下の彼~
私はなんだか可笑しくなってきて、

笑い出した。


「何で、笑うんだよ!」



「ゴメン。私もよくわかんないんだけど、

急におかしくなってきて」


ちょっと、ムスッとした良平。


「人の一大決心を・・・」

ボソッと呟いた良平。


「ごめん、ごめん・・・

でも、本当に、まだ付き合うとか

考えられないよ?」


私は真剣な顔で、良平に言った。


「いいって言っただろ?

オレが近くにいられたらそれでいいの」


ぐしゃぐしゃと頭を撫でて、良平は笑った。


「…じゃあ、これからも、

友達?としてよろしく」

私が笑うと、良平も笑顔で頷いた。
< 53 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop