real love~年下の彼~
それからはしょっちゅう、

電話をくれたり、メールくれたり、

学校でも度々私のクラスに来ては、

話しをして帰って行った。

・・・

洋介と会うと、

まだ胸がキュンとなるけど、

良平が近くにいてくれるおかげで、

あんまり洋介のことを、

考えなくてすんだ。




「先輩、そこまで一緒に帰ろう」

良平が私を呼び止めた。

「私、バスだしなあ・・・」


「また後ろに乗って?」

「・・・うん」


私を乗せた自転車が動き出した。


「良平」

「なに?」


「いつも一緒にいてくれて、

ありがとうね?」

< 54 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop