real love~年下の彼~
「私、教室帰るね・・

良平、これ、ありがと」

私はそれ以上口にすることなく、

その場を離れた。



早足で教室に向かう。


「先輩待ってよ」


良平がそれを止めた。


「あの子も何言ってんだろうね?」

私は笑って見せた。


「先輩、話がある」


良平は、私を連れて、

誰もいないところへ・・・



「話しって何?」


私は良平を見つめた。


「手紙」


「え?」


「オレが、洋介に手紙を渡した時」


・・・
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