real love~年下の彼~
暗い夜道を二人並んで、歩く。


「…話しって」


「洋介の事なんだけど」


「その話なら聞きたくない」


「ねぇ、聞いてよ」


そっぽを向いたまま良平が頷いた。



「二回もフラれたよ」


「え?」


思わず良平が私を見た。


「洋介、他に好きな子いるんだって」


「・・・」


「それじゃあしょうがないよね」

「おれのせい・・だよな」


「良平の・・バカ」


「なっ?!」


良平が自転車を止めた。
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