美男 と 珍獣
その後出発して、私たちいろんな話をした。
菊地はイタリアのころの話とかして
私は今日の鼻毛の話をしてあげた。
そしたら案外反応がよかったから
嬉しすぎて顔ニヤけてたと思う。


鼻毛の話が面白いんなら
烈の話も笑ってくれっかな?


「んでよー、烈のやつなんで
菊地が男だったか解ったと思う?
先生に転入生の乳のでかさ聞いてんだよ!
あいつすっげー面白くね!?」

私は思い出し笑いしながら
菊地に話した。


菊地は苦笑いしながら


「女の子がそんな話しちゃだめですよ」


と、言った。

こいつまたこの言葉言った…。

「あぁ、私は別にいんだよ!
誰も私のこと女扱いしねーしな」

そう言った後、私はシシシと笑いながら


「菊地も別に私のこと女扱いしなくていーぞ」


と言った。
< 19 / 26 >

この作品をシェア

pagetop