私の唇はキス魔に持って行かれました
「古山さん、本当にキスしたって本当?!」
「ベロっベロだったって本当?!」
「小人役の人から聞いたんだけど、濃厚なキッスだったんでしょ!?」
「ってか、何?もしかして付き合ってんの?!」
教室に入った途端質問の嵐…
しかも、なんか凄いキスをされたみたいな話しになってる…
劇中でしたのは触れるだけのキスだよ?
そのあと、凄いのされたけど…
「キスなんてするわけないでしょ?」
っと言ったのは私じゃない
霧夜くんでもない
龍宮さんだった
「え、でも…小人役の人が」
「見間違いでしょ?もしくは、ただの妄想よ。霧夜は私の婚約者なのよ?他の女に、しかもこんな女に…するわけないじゃない」
反論したクラスメイトを眼力だけで黙らせる龍宮さん
そして、私を睨む…
怖い…
凄く怖い…