私の唇はキス魔に持って行かれました
キス魔×G.W

「まぁ、随分と面白いことになったんだねー」


ポッキーをポリポリしながら未緒は事の経緯を聞いてくれた

足を捻挫しおぶってくれたことも
頬っぺたチューされたことも話した


「未緒…付いてきてよ」

「嫌だよ。私が行ったら小藤くんの努力と勇気が無駄になるじゃない」

「……?どーゆうこと?」

「デートは二人でするものだよってこと」


デートは二人でするものなのは知ってるけど…
私と霧夜くんはそーゆう関係じゃないんだよ?


「まぁ、楽しみなよ」

「うぅ…」


未緒は助けてくれないみたいです
仕方がないか、"お礼"だもんね

< 26 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop