私の唇はキス魔に持って行かれました

海だっ!
空だっ!!
アルバイトだー!!!

バイト初日張り切っていきましょう


「古山奈乃です。宜しくお願いします」


海の家店主
海野学(ウミノ マナブ)さんにお辞儀をする

二十代の若店主です


「うん、よろしくねー。はい。コレ、プレゼント」


っと渡されたのは…
水着?


「海だし、熱いし、いつでも海にダイブ出来るように……そして、客寄せのために」

「客寄せ…ですか?」


私なんかじゃ誰も寄って来ませんよ?
まぁ、でもタダで水着が貰えるなら…


「…頑張ります」

「頑張ってね、奈乃ちゃん!あ、裏の更衣室使ってねー」


ヒラヒラ手を振る店長さんに見送られ、私は更衣室に着替えに行った



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