私の唇はキス魔に持って行かれました

着替え終わり更衣室で立ち尽くす私…

コレ…
この水着…

ビキニだよー?!
腹見せ水着だよー!!
こんな水着着たことないよー!!

うぅ…でも、コレがバイトスタイルらしいし…
下が短パンセットになってるだけマシ…?


「…知り合いに会いませんように…」


とりあえず、お祈りをする
そして、覚悟を決めて更衣室を出た



「へぇ…意外に良いスタイルしてんじゃん」



更衣室を出た所に当たり前のように、水着にパーカー姿の霧夜くんが立っていた


「なんでいるの?!」


私の願いはなんと秒殺…
なんで夏休みに入ってまで会わなきゃいけないの?!


「わぁー!奈乃ちゃん出るとこはしっかり出て良いスタイルだねー!コレなら、きっとビーチでモテモテ。お客、わらわらだよー」

「……見んな、変態」

「わぁ、怖ーい!霧ちゃん怖ーい」

「この年になってまで"霧ちゃん"言うなよ、学」


…なんか、霧夜くんと店長親しげ?






< 35 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop