私の唇はキス魔に持って行かれました

「その人。嫌がってます。離してあげて下さい!」


勇気を振り絞って金髪のお兄さん達に立ち向かう
すると、もちろんお兄さん達は私を見る

うっ…怖い…


「…じゃ、君が俺らと遊んでよ?」


え?


「君もなかなか可愛いねー」


ガシッと掴まれる腕
え?え?!嘘でしょ?!


「私、バイト中…」

「そんなん、サボっちゃえよ」
「はいはい、抵抗しない。どーせ、敵わないんだからさ」


強引に引かれて私は店から遠ざかる
助けた女の子が焦ってるのが見えた


「いや…離して下さい!て、店長呼びますよ?!」

「店長、居ねーじゃん」


バレてる…
店長不在なのをいいことにナンパを働いたらしい…

どうしよう…
私、どうなるの?

怖いよ…怖いよ…
助けて、霧夜くん…


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