私の唇はキス魔に持って行かれました

「あ、あの…」


首を傾げていると女の子が一人話しかけてきた

逆ナンかと思ったがそうでは無さそう
でも、お客様ってわけでも無さそう…

いったい何の用だ?


「女の子が…私を庇って…連れて行かれちゃって」


え…?


「たぶん、ココのバイトの子で…」


その子の言葉をそこまで聞いて俺は動き始めた


「学、すぐ戻るからそれまで一人で頑張って」



そう、学に告げて
学の返事も聞かずに俺は走った


奈乃が危ない!!


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