私の唇はキス魔に持って行かれました
ふわふわ、ドキドキの気持ち
安心するけど、緊張する…
この気持ちは………?
…ん?そう言えば何かを忘れているような…?
「ぁ、あぁぁぁ!!!」
「っ!?なんだよ?!」
霧夜くんに抱き締められたまま叫んだため、私の叫びがダイレクトに霧夜くんの鼓膜を直撃したらしい
霧夜くんは耳を押さえて驚いている
「お店っ!」
私と霧夜くんがココにいて、店長はサボり…
店番誰もいないよ?!
「店なら、学が一人でなんとかしてるよ」
そっか、なら安心………?
「店長一人で大丈夫なの?」
サボり魔店長の一人店番
不安要素しかない気がするよ?
「………戻るか」
「…うん」
重い足取りでお店に戻る私達
もちろん、店は悲惨な状態になっていた