私の唇はキス魔に持って行かれました
キス魔×白雪姫
side:霧夜
「なんでお前まで居んの?」
前半の公演を終えて、前半の小人役だった彗と文化祭を回ろうとしたら…龍宮が現れた
「婚約者放置とかありえないでしょ?」
「俺は婚約者だなんて思ってないし、認めてない」
こんな感じで龍宮は俺に付き纏う
そして、奈乃と俺の接触を妨害してくる
あーぁ、なんで携帯の番号聞いとかなかったんだろう
無理矢理にでも聞き出しとくんだった…
全く奈乃と話せない…
「彗、行こう」
「あ、うん」
龍宮を無視して彗と歩き出す
でも…
「逃がさないもん。私も付いてく」
そう言って、俺の腕に絡み付いてくる
本当に鬱陶しい…
「いいよね?矢野くん?」
彗に向かって龍宮が問い掛ける
彗は自分に振られるなんて思ってなかったのか驚いている
「ぇー…まぁ…うん」
彗は龍宮の鋭い眼力に負けた