片想いだったね










「……ありがとう。」

「………。」






岬ッチは無言だったけど、なんとなく伝わった気がした。


「どういたしまして。」


って、言われた気がしたから。





岬ッチはしゅうちゃんの所に戻ろうとしているのがわかる。だけどもっと、もっともっと話したい。


もっと、二人で話したい。


話すことを夢見てた。いつか沢山話せれば良いなってずっと思ってた。


おみくじ、結んでくれるなんて考えたこともなかった。


岬ッチ、大好き。


そんな言葉なんて言わないから、私と沢山話して欲しいよ。


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