片想いだったね
「けっこう派手にやられたから保健室のババアが言ってた通りさ、多分次の日熱出ると思うんだ。身体が治そうって思うらしいよ~?知らないけど。」
「まっすも出るかな。」
「景子は出ないわ~。あの体格だから~。」
「ぶっ。」
と、思わず吹き出す。
「………景子さ、あの性格じゃん?俺がまっす好きって知ったら絶対まっすに嫌がらせすると思ってたんだ~。だから誰にも言ってなかった。でも女の勘なのかさ~な~んとなくまっすにキツいんだ。」
「まっすも嫌がってたなぁ。」
「元々キツいけどまっすに対して特にキツかったしね~。今の標的は美紀だけどね~。」
「困るっ!とばっちり!」
「そう~?」
「あながち間違ってはいないんじゃない?」
「え?」