片想いだったね



みほちゃんは、私の席の近くの目の大きい髪が短い女の子だった。



確かに可愛いと思っていた。



声が高くて、皆に愛想が良くて派手な子だなぁとも思ってた。








勝てるわけないよ。




今もみほちゃんが岬ッチを好きで、岬ッチもみほちゃんが好きだったら。




私が入る隙なんて、これっぽっちもないじゃん。







「美紀…ごめん。言わなきゃ良かったね。」



「…いいの。」



知らないで浮かれてた方が良かったのか、現実知って好きのままでいるか



どっちが良いかなんてわからないけど、








みほちゃんと私だったら、誰でもみほちゃんを選ぶに決まってる。



 
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