片想いだったね
特に会話を参加するわけでもなく、ただそこにいるだけの私。
人が段々と少なくなっていく。
「しゅうちゃん、部室でミーティングあるって。」
思わず呼ばれていないのに、しゅうちゃんと一緒に振り替えってしまう。
「マジで?井上とか帰ったんじゃねーの?岬ッチ一緒に部室行こう。また明日な、翼と高木。」
ごめんね、翼。
私ね、やっぱりこの人の全てに反応しちゃうんだ。
幼稚園からまっすを好きだったんでしょ?わかって……くれるよね?
ごめんね、翼。
私が出した答えは、昨日と違って
NOと出していた。